安価でわきが治療を受けられる方法
わきが治療の費用をできるだけ安く抑えるには、保険が適用されるものを選ぶのが一番です。
わきが治療の中には保険がきかないものもあるため、治療を受けるときは慎重に選びましょう。
保険適用されるわきが治療とは、外科手術の方法でアポクリン腺を除去するものです。
その方法は2つあり、わきの毛がある部分をほぼ切り取ってしまう皮膚切除法、皮膚を5cm程度切ってアポクリン腺を除去する剪除法です。
これらの方法は、保険適用で安価になるだけではなく、いずれもアポクリン腺の除去率が高く、後から再発することも少ないとされています。
ただし、大なり小なり皮膚に傷が残ってしまうこと、ダウンタイムが長いことについて、注意する必要があるでしょう。
治療方法別の保険適用後の費用相場
では、それぞれのわきが治療方法について、保険適用後の費用相場を見ていきましょう。
まず、皮膚切除法が比較的安価で、およそ2万円前後が費用相場とされています。
剪除法の場合だと、およそ4万円~5万円弱を見ておくといいでしょう。
自由診療の方法では施術1回につき10万円~30万円近くかかることもあるため、保険適用されるだけでもかなり安価になるといえます。
これは、日常生活に支障が出るほどの症状に対する治療に保険が適用されるためで、治療効果もとても高いです。
そのため、わきがの症状によって治療方法を医師と相談することになりますが、できるだけ費用を抑えたい旨を伝えると、その希望を極力配慮してもらえるでしょう。
保険適用の治療のメリット・デメリット
保険が適用されるわきが治療法には、それぞれメリットとデメリットがあります。
まず費用が安いことは、もちろん大きなメリットです。
その他にも、汗腺組織をほぼそのまま除去することから、わきが治療の効果が高いこともあげられます。
さらに再発の可能性も少なく、半永久的に効果が持続するでしょう。
その他、除去する汗腺はアポクリン腺だけではなくエクリン汗腺も含まれるため、結果的に汗の量も少なくなることが期待されます。
一方、デメリットは皮膚を切開することから痛みが続き、ダウンタイムが長くなることです。
もちろん、手術中は局所麻酔もしくは全身麻酔をかけられるため、痛みはありませんが、麻酔が切れた後は3週間~1ヵ月ほど痛みが続くことが考えられます。
また、傷跡も残ってしまうため、見た目が気になる点は否めないでしょう。
皮膚切除法に比べて剪除法は傷跡が小さく、わきのしわに合わせて切開することも可能ですが、それでも場合によっては傷が目立ってしまうかもしれません。
これらのメリットとデメリットをよく理解したうえで、保険適用のわきが治療を受けてください。