メスを使わない治療にも多少痛みがある
わきが治療において、メスを使わず皮膚を切らない治療方法もあります。
医療レーザーやマイクロウェーブ、高周波や超音波を使用する方法がそれにあたり、皮膚に傷もほぼ残らず痛みは少ない方法です。
ただし、痛みが全く生じないというわけではありません。
いずれの方法も、皮膚の奥にあるアポクリン汗腺を光や熱などの作用で破壊するものですから、皮膚組織に少なからず影響を与えるのです。
そのため、多少の痛みはあるものと考えておいた方がいいでしょう。
局所麻酔や冷却などで対応
メスを使わないわきが治療でも痛みは多少ありますが、クリニックで治療を行うときは、局所麻酔を使用することが多いです。
これにより、術中の痛みはほとんど感じることはありません。
また、機器によっては冷却機能がついているものがあり、熱によるダメージや痛みを軽減する工夫もされています。
そのため、術中の痛みに関してはあまり心配することはないでしょう。
多くは我慢できる程度の痛み
メスを使わずに治療する方法では、術中の痛みは局所麻酔や冷却などを行うため痛みの心配はほぼありませんが、治療を終えて麻酔が切れる頃には痛みを感じることがあるかもしれません。
しかし、それらの痛みは我慢できないほどのものではなく、痛みによって日常生活が阻害されることなく普段通りに過ごせます。
メスを使わないわきが治療でダウンタイムが少ない・ほぼないとされる理由の1つは、我慢できないほどの痛みはないという点なのです。
そのため、治療終了からすぐ体を動かすことも可能です。
ただし、激しい運動などは制限されることがあるため、医師によく確認しましょう。
腫れなどが出る場合がある
電磁波などを使用するわきが治療の場合、治療後に腫れや内出血が出る場合があります。
これらの症状が気になる人もいるかもしれませんが、日常生活はほぼ問題なく送れますし、前述のように我慢できない痛みが続くほどではありません。
そして、数日~2週間ほどすれば腫れや内出血も徐々に引いていき、これまでと変わらない生活を送ることができるのです。
そのため、気長に術後の経過を見守ることをおすすめします。
もし腫れなどがどうしても気になる場合は、タオルなどで冷却して腫れをなるべく早く引かせる工夫をしましょう。
また、医師に相談すれば適切な対処法のアドバイスを受けることもできますし、必要に応じて痛み止めなどの処方を受けることも可能です。
痛みや腫れなどがある場合は、まずは担当医師に頼ると安心かもしれません。