治療後は腕を無理に動かさないでください
わきが治療を受けたあとは腕を無理に動かさないようにしましょう。
特に皮べん法や剪除法などわきを切開する外科手術を受けた後は安静が必要です。
なぜなら、腕を動かすことでわきの下に血が溜まってしまうことがあるからで、最悪の場合「血腫」ができてしまいます。
この血腫を放っておくと皮膚が壊死して傷の治りが悪くなり再建手術が必要になるケースもあるのです。
そうなると当然、痛みや腫れも長く続いてしまうでしょう。
したがって、わきが治療の後は重いものを持ったり、ハードな仕事をしたりするのは控えてください。
主婦の人は子供を抱きかかえたり、洗濯ものを出し入れしたりするのも注意しましょう。
治療後1週間くらいは安静にするのが理想です。
入浴や激しい運動は避けましょう
わきが治療の種類によっては当日からシャワーの許可が出ることがありますが、入浴や飲酒、激しい運動は治療後しばらく避けてください。
体が温まると血行がよくなり血が止まらなくなったり、腫れが酷くなったりする恐れがあります。
もし、不本意に体を動かして痛みや腫れが出た場合は、創部の近くを冷却材などで冷やしましょう。
そうすることで症状を和らげることができます。
ただし、冷やし過ぎると、術後の経過に影響を及ぼすことも考えられますので適度に行ってください。
傷口を清潔にしましょう
皮べん法や剪除法の手術を受けた後は、タイオーバーという圧迫固定を行います。
これを付けている間は自分でガーゼ交換などできませんが、外したあとはシャワーの許可が出るので、汗を流して創部を清潔にするよう心がけしましょう。
細菌が繁殖してしまうと炎症を起こす可能性があり、痛みや腫れが長引く恐れがあります。
また、シャワーの後は医師の指導に従い消毒を行うことも大切です。
ほかにも、わきが治療後は抗生物質を処方されるので、出された分はきっちり飲むようにしましょう。
治療後は免疫力が下がる場合もあるため、細菌に負けない対策が必要です。
不安があるときは医師に相談することも大事です
わきが治療の後に痛みや腫れがある場合は、医師に相談しましょう。
不安に思うことや心配なことを聞いてもらうと気が楽になり、痛みに対する恐怖感が和らぎます。
また、処方された薬が合わないと感じたときは別のものに変えてもらうのも方法の1つです。
クリニックによっては電話相談などの窓口を設けているところもあるので、気になる人は利用するとよいでしょう。