わきが治療で感じる痛み
わきが治療の方法には、いくつか種類があります。
大まかに分けると皮膚を切開して組織を除去する方法、超音波メスを入れて照射する方法、そして皮膚表面からレーザーやマイクロウェーブを当てる方法です。
これらの方法の中で、皮膚の切開・超音波メスの手術では術中に痛みが生じます。
ただし、これらの方法では局所麻酔が施されるため、術中の痛みはほぼ感じず、麻酔が切れるときに痛みがじわじわと訪れます。
そして比較的痛みが少ないとされるのが、レーザーやマイクロウェーブを当てる方法です。
この方法に関しては皮膚に切る・刺すといったダメージを与えないため、格段に痛みが少ないのです。
さらに、皮膚に傷をつけないことから、ダウンタイムもほぼないとされています。
ただし、皮膚にメスや針を入れる方法のほうが治療効果は高く、保険適用されるものもあるため、慎重に選ぶようにしましょう。
痛みが引くまでの期間
わきが治療から痛みが引くまでの時間は、ダウンタイムに数えられます。
これも方法によってばらつきがあり、皮膚の切開・超音波メスではおよそ2週間~3週間とされています。
その間は痛みが続くほかに、ガーゼなどを当てて生活する必要があり、多少不便な思いをするかもしれません。
ただし、レーザーやマイクロウェーブを当てる方法は術中の痛みも少ないため、痛みも3日間~1週間程度でなくなるとされています。
とはいえ、どのような方法でも多かれ少なかれ術後には痛みが残ると考えていいでしょう。
そこで、わきが治療クリニックでは施術後に痛み止めを処方してくれることがほとんどです。
そのため、日常生活で我慢できないほどの痛みが続くようなことはほぼありません。
もし痛みが気になるようであれば、わきが治療を受けたクリニックに相談して、痛み止めをさらに処方してもらうことをおすすめします。
傷などの見た目はどうなるか
痛みと同時に気になるのが、術後の傷跡などです。
これも、皮膚にどのような影響を与えるかで異なるのです。
皮膚を切開する方法の中でも、5cmほど切開するものや数mmで済むものがあります。
大きく切除する場合はアポクリン腺組織自体を除去するため、傷は残りますが効果は比較的大きいです。
傷が小さいものは、アポクリン腺を吸引する方法を採るため、内出血が残る場合がありますが、それも2ヵ月くらいすると引いてくるでしょう。
レーザー、マイクロウェーブを照射する方法では、術後に皮膚が腫れたり、固くなったりすることがあります。
これは、術後によく冷やす・腫れが引いたころにマッサージをするなどの処置で解決できるとされています。
これらの方法では、1ヵ月くらいすると跡も目立たなくなり、施術前とほぼ変わらない見た目まで戻ります。