わきが治療で一般的なのは局所麻酔
わきが治療では手術など時として痛みが伴います。
そこで術中の苦痛を軽減するために麻酔が使われます。
わきが治療の際には、局所麻酔の使われることが多いです。
痛み止めの薬を患部に注射します。
しばらくすると、その部分の痛みの感覚が鈍磨します。
手術中痛みは感じませんが、意識は保たれるので周囲の声などは聞こえますし、普通に会話もできます。
わきがのような治療範囲の限定された治療で使われることが多いです。
局所麻酔は全身への影響が少ないです。
呼吸や循環器系が安定しているので、想定外の深刻な事態に陥りにくいです。
体への負担も少なく、日帰り手術が可能なのも魅力です。
全身麻酔が用いられる場合も
大半は局所麻酔で治療が実施されるのですが、中には麻酔が効かないケースもあります。
また局所麻酔だと意識があるので怖いという患者さんもいるかもしれません。
その場合、稀ですが全身麻酔の使われる可能性もあります。
全身麻酔は麻酔薬によって意識を喪失させます。
眠っている間に手術など適切な治療を行っていく手法です。
麻酔薬は吸入もしくは静脈麻酔によって体内に入れていきます。
わきが治療をはじめとして、体のどの部位の手術でも利用できます。
また手術時間に応じて麻酔薬の量も自由自在に調節できます。
レーザーなどを使った治療では麻酔クリームも
わきが治療ではレーザーを使った手法が用いられる場合もあります。
レーザーの場合、ゴムで弾かれたような強い痛みを伴うこともあります。
痛みが我慢できない患者さんのために、表面麻酔を実施することもあります。
具体的には患部に対して麻酔クリームを塗る方式です。
クリームを塗って30分くらい経過すると、だんだんと塗った箇所の感覚が鈍くなります。
表面麻酔は局所注射の痛みが嫌という人のために駐車の前段階として使われる場合もあります。
笑気麻酔を採用している医療機関も
わきが治療を進めるにあたって、笑気麻酔を採用しているクリニックも見られます。
正しくは「笑気吸入鎮静法」と呼ばれています。
笑気ガスを吸うと、不安感や恐怖心が軽減されます。
気持ちを落ち着かせることで治療を受けやすくしていく手法です。
亜酸化窒素と呼ばれるガスが使われます。
笑気麻酔と呼ばれるようになったのは、ガスを患者さんが吸うと笑ったような表情になるからです。
低濃度の笑気ガスと高濃度の酸素を混ぜたものを患者さんに吸ってもらいます。