名医とは
病気になった時、あるいはコンプレックスを治したい時、名医にかかりたいと誰もが思うものではないでしょうか。
今やテレビや雑誌などで名医特集が組まれ、医師の経歴や肩書など簡単に知れる時代になりましたが、有名な医者が必ずしも名医であるかどうかは分かりません。
一般的に考えらえる名医の条件として「手術手技など技量の面で優れている医師」「病気の診断や治療に関する知識が豊富な医師」ですが、果たしてそれだけでしょうか?
話を聞いてくれる
患者が医者に求めるものとして腕が良いのは、もちろんのこと、それ以外の部分では「話を聞いてくれる」ことではないでしょうか。
患者は一人一人症状も違えば悩みも違います。
初診時にこれまでの病歴や家族歴などをくわしく聞いてくれる医師や、データに頼りすぎず、患部をきちんと診てくれる医師は、患者のことを知りたがっている姿勢が伝わり、好感度が高いと言えるでしょう。
逆に、データばかりに気を取られ、患者の顔を見ようとしない、話を聞いてくれない医者には不安を感じてしまいます。
患者が納得するまで説明してくれる
患者は医療に関して素人ですので、専門用語で説明されても分かりません。
患者の質問をはぐらかす医者や、難しい言葉を並べてどうせ分からないだろうという態度を取る医者より、患者が理解できるよう言葉を選んで説明してくれる医者の方が信頼感を与えてくれます。
また、どんな質問をぶつけても面倒くさがらず患者が納得するまで、ひとつひとつ丁寧に答えててくれる医者は、その施術についてちゃんと理解していると判断できるのではないでしょうか。
名医の探し方
名医とは優れた技術や豊富な知識の他に、患者と向き合う姿勢を持ち合わせた医者であり、診察にじっくり時間をかけてくれる医者ほど信頼できると言えますが、自分に合っているかどうかということも重要なポイントです。
現在はインターネットを使って手軽に医療情報を探せるようになりました。
この時、重視するのは病院やクリニックのホームページですが、正確な情報を提供するよう、厚生労働省のガイドラインによりホームページに掲載すべき事項や掲載すべきでない事項が示されています。
安い価格で治療を行う病院やクリニックもありますが、ガイドラインを守っていない病院やクリニックは注意が必要です。
病院やクリニックによっては無料相談を行っているところもあるので、実際に来院してみるのも良いでしょう。