手術は日帰りで行えます
わきが治療で外科手術を受けるとなると入院するイメージがあるかと思いますが、近年ではわきを切開する皮べん法でも日帰り手術ができるクリニックが増えてきました。
手術で使用する麻酔は局所麻酔なので体に負担が少なく、安静が必要なのは術後1週間程度。
デスクワークなら術後2~3日ほどで働けます。
もちろん、マイクロ(電磁)派など照射する切らない治療法でも日帰りでの治療が可能です。
治療時間としては皮べん法で約1時間~1時間半、マイクロ(電磁)療法で約40分。
わきが治療と多汗症治療の両方を行える超音波療法でも約40分と非常に短時間なので、時間のない人でもわきが治療を受けることができるでしょう。
ダウンタイムが気になる人は切らない治療法がおすすめ
皮べん法は短い時間で治療を終えることができますが、ダウンタイムと呼ばれる術後の痣や腫れが回復するまでの期間がしばらく続きます。
その間は何度か通院しなくてはならず、時間のない人には少々面倒に感じるかもしれません。
通院も最小限に抑えたい人にはダウンタイムが短い「切らない治療法」がおすすめです。
切らない治療法は、メスを使わずマイクロ(電磁)波や超音波を照射してアポクリン汗腺を焼去します。
治療後は患部にむくみや腫れが生じることもありますが、日常生活にほとんど影響しません。
また、治療回数は1~2回(わきがのレベルによって異なります)と少ない回数で治療が終わるのも魅力的です。
ボトックス注射なら5分で終わります
手っ取り早くわきが治療を行いたいという人には、ボトックス注射がよいでしょう。
ボトックス注射ならわずか5分ほどで終わり、ダウンタイムも基本的にありません。
傷跡も注射痕が少し残る程度で腫れもなく気軽に治療できます。
ただし、ボトックス注射は汗を分泌する汗腺の働きを抑える治療法で、わきがを治すものではありません。
効果は6カ月程度とされており、長い人では1年くらいニオイが気にならないと言われています。
治療法は医師と相談して決めましょう
わきが治療には様々な種類があり、わきがのレベルや体質によって方法が変わってきます。
時間がないからといって短期間で治療が終わるものを選んでも、思ったような効果が得られず結果として時間がかかることもあるでしょう。
そのため、わきがの治療法を選ぶときは、医師としっかり話し合うことが大切です。
近年ではカウンセリングに力を入れているクリニックも多くあるので、気になることは事前に相談しましょう。